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【#3】ロボアドバイザーを第一選択肢として使わない理由

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こんにちは。長期投資の強化書へようこそ。このカテゴリーは、noteマガジンより一部抜粋したものです。対象は、長期投資を始めている方、始めようとしている方、とくに時間のない会社員の方を対象に、長期投資インストラクターの私の考え行動のエッセンスをまとめています。投資先、投資割合、投資先の変更、アドバイス先(親族)の情報、見ている情報など。参考にしても良いし、真似しても良いです。

本記事は、投資中級者向けにつくっています。中級者は、投資信託に関する基本用語が理解できる方を指します。投資信託の基本の学習は、下記のマガジンからどうぞ。無料(1ノートのみ有料)です。 

note.mu

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【#3】では、ロボアドバイザーについて書きます。ロボアドバイザーを使って積立投資するか、投資信託を使って積立投資するか、迷っている方の参考になればと思います。

 

目次

1.ロボアドバイザーとは?

2.代表的なロボアドバイザーサービス
2-1 ウェルスナビ
2-2 THEO(テオ)

3.ロボアドバイザーを第一選択肢として使わない理由
3-1 ロボアドバイザーで投資すると、○○がかかるから
3-2 ロボアドバイザーのコストとリターン(パフォーマンス)を検証する
3-3 今後の投信業界について考えると…

 

1.ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザー(以下、ロボアド)は、金融のプロ集団がそれぞれの理念に沿って開発したプログラム(アルゴリズム)に基づき、お客さまに代わり、自動で資産運用をしてくれるサービス。
引用:ロボアドバイザーとは?|SBI証券

ロボアドには3つの特徴があるとされています。

  1. 金融のプロ集団がお客さまに代わって管理・運用を行う。
  2. お客さまに合わせ、自動で最適な資産配分が設定される。
  3. 高度な知識が無い方でも手軽に始められる。

ロボアドは、基本的にリスク許容度(どれくらい価格変動しても大丈夫か)や資産運用の目的(どれくらい増やしたいか、資産を守りたいか)をアナタが選び、それに応じたポートフォリオ(資産配分)が選択され金融のプロが作ったシステムによって自動的に運用されます。

後述しますが、ロボアド・サービス会社「ウェルスナビ」では、リスク許容度1~5があります。投資信託に置き換えてイメージすると、ウェルスナビ・ファンドが5種類あるといった感じです。1はローリスク・ローリターン、5はミドルリスク、ミドルリターンといったイメージ。その中から、アナタの理想に合ったものを購入します。

年齢、年収、積立額、投資の目的などの質問に答えると、手軽に許容度1~5(ファンド1~5)を見極められるようになっています。そのため、高度な知識がない方でも始められるという特徴になっています。

 

2.代表的なロボアドバイザーサービス

代表的なロボアドには、ウェルスナビとTHEO(セオ)があります。最低限見ておくべき箇所について見ておきましょう。

 

2-1 ウェルスナビ

基本的なことは次の通り。

最低投資金額:30万円~
自動積立:1万円以上1円単位
手数料:3000万円まで年1.0%(税抜)、3000万円を超える部分は年0.5%(税抜)
投資対象:海外ETF
投資銘柄:7銘柄(後述)
運用方針:リスク許容度に合わせて運用方針を決定。ノーベル賞受賞理論をベースとし、数百万とおりの組み合わせの中から、最小のリスクで最大のリターンを得られる最も厳選された5つのポートフォリオを選定。
リバランス:最長6ヵ月、資産クラスが5%乖離した際、入出金時

最低投資額は30万円からで、自動積立は1万円からです。投資信託は月100円から積立投資できるので、お金の面で少しハードルがあります。

手数料は資産が3000万円までなら1.08%/年です。投資信託いうと、アクティブファンドと同じくらいです。

投資対象は、上場投資信託ETFを採用しています。銘柄はウェルスナビが厳選した以下7つに絞り込まれています。ETFの手数料は、0.05%~0.44%/年の範囲です。

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運用方針は、リスク許容度1~5に応じて、7銘柄を組み合わせてポートフォリオが5通りできます。

リバランスとは、資産配分の変更を意味します。例えば、米国株25%、日欧株25%、新興国株25%、米国債券25%のポートフォリオだったとしましょう。翌月に米国株30%、日欧株20%になっていた場合、米国株を5%分売って、日欧株を5%買って、最初のポートフォリオに戻すという処理がなされます。ウェルスナビでは、「最長6ヵ月、資産クラスが5%乖離した際、入出金時」などにリバランスされます。

※最新情報は、ウェルスナビのホームページを見てください。

www.wealthnavi.com

 

2-2 THEO(テオ)

基本的なことは次の通り。

最低投資金額:1万円~
自動積立:1万円以上1000円単位
手数料:3000万円まで年1.0%(税抜)、3000万円を超える部分は年0.5%(税抜)
投資対象:海外ETF
投資銘柄:30~40銘柄(後述)
運用方針:投資運用目的に合わせて運用方針を決定。お客さまの資産運用の「目的」を分析し、それを実現するための「機能」に着目した3つのポートフォリオ(「グロース」「インカム」「インフレヘッジ」)を最適な配分で組み合わせて運用。
リバランス:毎月、入出金時

最低投資額は1万円からで、自動積立は1万円からです。ウェルスナビよりは少ない金額から積立できますが、やはり投資信託と比べるとでお金の面で少しハードルがあります。

手数料は、ウェルスナビと同じく資産が3000万円までなら1.08%/年です。投資信託いうと、アクティブファンドと同じくらいです。

投資対象は、上場投資信託ETFを採用しています。銘柄はウェルスナビより多く、以下34つに絞り込まれています。ETFの手数料は、0.06%~0.89%/年の範囲です。

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THEOでは、資産運用の目的を3つに分類しています。グロースは「長期的に資産を形成したい人」、インカムは「低いリスクでインカム収入を得たい人」、インフレヘッジは「保有資産の実質的価値の目減りを避けたい人」というものです。目的ごとに231通りものポートフォリオがあるようです。

THEOでは、「毎月、入出金時」などにリバランスされます。

※最新情報は、THEOのホームページを見てください。

theo.blue

 

3.ロボアドバイザーを第一選択肢として使わない理由

「ロボアドで積立投資するか、投資信託で積立投資するか、どうしよう」と迷っている方がいるかと思います。ロボアドのサービス自体は素晴らしいと思います。私の見解としては、「第一選択肢としては今は使わない」です。その理由について紐解いていきましょう。

 

3-1 ロボアドバイザーで投資すると、税金がかかるから

残念ながら、ウェルスナビもTHEOも非課税制度であるNISAを使えません。各社FAQに下記のように記載されています。そのため、税金が20.315%かかってしまいます。

ウェルスナビFAQ
NISAのご利用はできません。 
当社のサービスは最低投資額を設定させていただいていること、年2回のリバランスが実施されることの2点から、年間累計の買い付け金額がNISAで上限となっている120万円を超えることが多いと想定されるためです。
THEO FAQ
いいえ。NISA口座には対応しておりません。当社の運用ではお客さまの資産運用方針を維持するために毎月リバランスによる売買を行っており、一度の売買により税メリットが確定してしまう現行のNISA制度に合わないためです。

【#1】で書いたように、投資の最大のリスクは税金です。

例えば、10年間積立投資して100万円の運用利益が出たとしましょう。すべて解約するときに、100万円×20%で20万円の税金を支払う必要があります。この金額はかなり大きいです。

10年間積立投資をしていて、年3%リターンを得ている場合でも、20%の税金(年換算2%)が最後に引かれるので、実質年1%のリターンしか得られていないことになります。ですので、積立投資するときは税金を支払わなくても良いように、税制活用をまず第一に考えることが大切です。

現在、日本に住んでいれば誰でも使用できる税制として、「つみたてNISA(又は通常NISA)」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」があります。つみたてNISAであれば月3.3万円積立できますし、iDeCoであれば月1.2万~月6.8万円まで(職業種による)積立できます。すなわち、月4.5万~最大月10.1万円まで税制優遇を受けることができます。会社員、自営業を問わず十分な積立額です。

それ以上の金額を積立投資する場合に、初めてロボアドバイザーを使うのが良いのか、課税口座で投資信託を使うのが良いのか、または別の資産に投資するのが良いのか判断するのがよいでしょう。

 

3-2 ロボアドバイザーのコストとリターン(パフォーマンス)を検証する

続きは、noteでご覧になれます。ご興味があればどぞ。

note.mu

 

【#3】は以上です。