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【#18】なぜ積立投資がいいの?|Topic 6

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こんにちは。

ニーサを活用した長期投資入門では、10年先も自分の力で投資信託(ファンド)を選べる知識や手法を身につけ、ニーサ(nisa)、積立ニーサ、ジュニアニーサ、イデコ(確定拠出年金)などのお得な制度を活用した資産形成ができるようになるための情報を提供します。

本記事は、投資初級者向けに作っています。

 

なぜ積立投資がいいの? 

積立投資とは、毎月一定の金額の投資をすることを言います。今回はAファンドに毎月25日に1万円ずつ投資するとしましょう。下記の問いについて見ていきましょう。

【問1】
あなたは、4/25(積立1ヶ月目)にAファンドを1万円分購入しました。このとき、Aファンドの基準価額は10,000円/1万口でした。あなたは、Aファンドを何口購入できたでしょうか。
【問2】
あなたは、5/25(積立2ヶ月目)にAファンドを同じように1万円分購入しました。このとき、Aファンドの基準価額は先月より値下がりし、9,000円/1万口でした。あなたは、Aファンドを何口購入できたでしょうか。
※1口未満は切り捨て
【問3】
あなたは、6/25(積立3ヶ月目)にAファンドを同じように1万円分購入しました。このとき、Aファンドの基準価額は先月よりさらに値下がりし、8,000円/1万口でした。あなたは、Aファンドを何口購入できたでしょうか。
【問4】
あなたは、7/25(積立4ヶ月目)にAファンドを同じように1万円分購入しました。このとき、Aファンドの基準価額は先月より値上がりし、11,000円/1万口でした。あなたは、Aファンドを何口購入できたでしょうか。※1口未満は切り捨て

 

さて、一緒に考えていきましょう。

【問1】の積立1ヶ月目は、10,000(購入金額)÷10,000(基準価額)x1万口=10,000口です。

【問2】の積立2ヵ月目も同様に、10,000(購入金額)÷9,000(基準価額)x1万口=11,111口です。

【問3】の積立3ヶ月目も同様に、10,000(購入金額)÷8,000(基準価額)x1万口=12,500口です。

【問4】の積立4ヶ月目も同様に、10,000(購入金額)÷11,000(基準価額)x1万口=9,091口です。

 

これらを図で示したものが、図1です。横軸が積立月、左の縦軸が基準価額、右の縦軸が購入口数を示しています。図中の青丸が基準価額の変化を、オレンジ丸が購入口数の変化を示しています。

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図1

基準価額が10,000円から2ヶ月目、3か月目の9,000円、8,000円と下がったときに、1万円で購入できる口数は増えています。一方、基準価額が10,000円から4ヶ月目の11,000円に上がったとき、1万円で購入できる口数は減っています。このように毎月一定金額を積み立てると、その月の基準価額の変化に合わせて、購入口数が変化します。

【問5】
あなたは、Aファンドに4ヶ月間で4万円積立しました。トータル何口購入できたでしょうか。また、そのときの平均何円/1万口(平均購入単価)でAファンドを購入できたでしょうか。

4ヶ月間で購入できたトータルの口数は、10,000+11,111+12,500+9,091=42,702口でした。このときの平均購入単価は、40,000÷42,702口x1万口=9,367円/1万口となります。

もし、このAファンドを4/25(積立1ヶ月目)に一括で4万円分購入していた場合、この平均取得単価はどのようになるでしょうか。積立1ヶ月目の基準価額は、10,000円/1万口です。40,000÷40,000口x1万口=10,000円/1万口となります。

つまり、一括で購入したときの平均購入単価は、10,000円/1万口であるのに対し、毎月1万円ずつ投資した場合の平均購入単価は、9,367円/1万口となります。Aファンドの基準価額の変化の場合、積立投資をしておいた方が平均購入単価は安くなります。この購入単価を平均化する手法を「ドルコスト法」と言います。特に名前を覚える必要はありません。

 

では、なぜこのように積立投資をすることが良いのでしょうか。

それは、「購入のタイミングを計らなくても良い環境を作って、あなた自身のストレスがたまらないようにするため」です。

基準価額だけを見て、「今月は安いから購入しよう」、「今月は高いから購入をやめよう」とすると、いつの間にか短期的な価格を予想するのに時間を費やしてしまいます。また、ずっと上がり続けるファンドでは、良い商品でも高くて買えないと思って投資をためらってしまうことにつながります。

ボクたちは、短期的な価格の変化を追うのではなく、長期投資をしています。長期投資を活用して、将来の自身の生活を豊かにすることが目的です。決して短期的な価格を追うことではありません。

このドルコスト平均法が万能かと言われると、そうではない場合があります。それは、図2のような基準価額がずっと上がり続けるファンドを購入していた場合です。

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図2

基準価額は、1ヶ月目の10000円から2、3、4ヶ月目になるにつれ、11,000円、12,000円、13,000円と増えています。この基準価額に応じて、購入できる口数が減ります。

このときの平均購入単価は、40,000÷(10,000+9,091+8,333+7,692)口x1万口=11,391円/1万口となります。この場合に限り、平均購入単価は1か月目に一括購入した時の10,000円/1万口よりも高くなってしまいます。

長期的に基準価額が上昇していくファンドを購入すべきですが、いつ価格が変動するか誰も予測できません。だからこそ、短期的な価格の変動はあまり気にせずに、毎月一定額を投資する積立投資が有効であると考えています。

 

【補足】

本記事の内容は、【導入編】投資信託の選び方を学ぼう|ニーサを活用した長期投資入門より抜粋しています。

 

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